OpenMX Ver. 3.6以下のバージョンでは、単位胞のa軸に対する1次元領域分割法によりデータを分散し、 それに基づきMPI並列化が実装されていました。一方、OpenMX Ver. 3.7ではデータ分散のために、完全な3次元領域分割を サポートしています。 したがって、並列化の際に均等な負荷分散を実現するために単位胞をどのように指定したら良いかについて、考慮する必要がありません。 OpenMX Ver. 3.7では、単位胞ベクトルの選択に依存することなく、ほぼ同等の並列化効率が得られます。