Hamann法[9]を用いて、任意のエネルギー値における非束縛状態の擬ポテンシャルを作成することが可能です。 例えば、入力ファイル「C.inp」では、3d状態の占有数はゼロに設定されており、非束縛状態であると考えられます。 この時、3d状態の擬ポテンシャルは以下の設定で作成可能です。
number.vps 3 <pseudo.NandL 0 2 0 1.50 0.0 1 2 1 1.62 0.0 2 3 2 1.00 0.0 pseudo.NandL>この設定では、3d状態の擬ポテンシャルはエネルギー値(0.0 a.u.)でカットオフ半径 (1.0 a.u.)を用いて作成されます。 非束縛状態を指定する際には、占有状態の上の状態として主量子数(ただし最小の主量子数を持つ)と軌道角運動量量子数を 与えて下さい。