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一般に行列対角化の計算時間は、使用する基底関数の数の3乗に比例します。そのため大規模な系の計算では、対角化が計算の律速となります。
一方、近似手法であるO()法を使うと計算量はO()となり、大規模系の取り扱いが可能となります。
しかし計算精度に関しては注意深い配慮が必要となります。OpenMX Ver. 3.7では、分割統治法(DC法) [37]と
O() Krylov部分空間法 [30]の二つのO()法が利用可能です。
以下の節では、それぞれのO()法について計算例を示しながら説明します。
Subsections
t-ozaki
2013-12-23