next up previous contents index
Next: 再スタート Up: SCF収束 Previous: Kerker因子の自動決定   Contents   Index

SCF収束パラメータのon-the-flyでの調整

SCF計算を行っている途中でSCF収束に関する以下のパラメータを変更することが可能です。

   scf.maxIter
   scf.Min.Mixing.Weight
   scf.Max.Mixing.Weight
   scf.Kerker.factor
   scf.Mixing.StartPulay
例えば、入力ファイルで次の2種類のキーワードを以下のように指定した場合には、
   System.CurrrentDirectory         ./    # default=./
   System.Name                      c60
ディレクトリ「./」内に「c60_SCF_keywords」という名前のファイルを作成して下さい。 このファイル中に例えば、以下のように記述します。
   scf.maxIter                100
   scf.Min.Mixing.Weight      0.01
   scf.Max.Mixing.Weight      0.10
   scf.Kerker.factor          10.0
   scf.Mixing.StartPulay      30 
   scf.criterion              1.0e-6
OpenMXはSCFステップ毎にファイル「c60_SCF_keywords」をチェックします。 ファイルの読み込みに成功した場合には、標準出力に次のメッセージが表示されます。
   The keywords for SCF iteration are renewed by ./c60_SCF_keywords.
また、キーワード「scf.maxIter」に対して負の値が与えられた場合には、OpenMXは終了します。 大規模計算を行う場合、on-the-flyでのSCF収束パラメータの調整は有用でしょう。