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擬ポテンシャルの作成時に、スピン軌道相互作用の大きさを制御することが可能です。
本機能は分子や固体の計算において、スピン軌道相互作用の効果を調べるために有用です。
次のキーワードをつかって、各軌道角運動量量子数毎にスピン軌道相互作用の大きさを
調整するための倍率を指定することができます。
<SO.factor
0 1.0
1 0.5
2 2.0
SO.factor>
最初の記述は「
SO.factor」、最後の記述は「SO.factor
」でなければなりません。
1列目の数字は、キーワード「pseudo.NandL」の1列目の数字に対応し、2列目にそれぞれの擬ポテンシャルのスピン軌道相互作用の
調整倍率が与えられています。ここで、「1.0」は実際の原子におけるスピン軌道相互作用に対応します。
この倍率を変更することで、スピン軌道相互作用の強さを制御できます。
t-ozaki
2014-01-09