次のキーワードにより、分子動力学計算において、各原子の初速度を指定することが可能です。
<MD.Init.Velocity 1 3000.000 0.0 0.0 2 -3000.000 0.0 0.0 MD.Init.Velocity>この例は、2個の原子から構成される系の場合です。 N個の原子の系の場合は、N行の指定行が必要となります。 最初の列は、キーワード「Atoms.SpeciesAndCoordinates」の指定と同じ原子の通し番号です。 2列目、3列目、4列目の数値は、それぞれ、各原子の初期速度のx、y、z成分です。速度の単位はm/sです。 キーワード「MD.Init.Velocity」は「MD.Fixed.XYZ」と併用することが可能です。