アンフォールディングされたスペクトル重みは強度マップとして可視化できます。
重みは以下の様にLorentian関数によって滑らかにされます。
(1) intensity_map.c のコンパイル
「source」ディレクトリにおいて、以下の様に「intensity_map.c」をコンパイルして下さい。
gcc intensity_map.c -lm -o intensity_map生成された実行形式ファイル「intensity_map」を作業ディレクトリにコピーして下さい。
(2) 強度マップの作成
アンフォールディング計算の終了後、強度マップを作成するために必要なメッシュデータが書き込まれたファイルを
生成することができます。
ここでは、前節にて議論したSi欠陥をもつ2次元蜂の巣構造のSiC ()スーパーセルを例に説明します。
アンフォールディング計算の入力ファイルは「SiC_C_SP_V.dat」であり、メッシュデータファイル
「sic-intmap.txt」を以下の様に生成します。
./intensity_map sic_c_sp_v.unfold_totup -c 3 -k 0.1 -e 0.1 -l -10 -u 6 > sic-intmap.txt各引数の説明は以下となります。
(3) 強度マップの描画
gnuplotを用いて強度マップを描画可能です。
入力ファイル「SiC_C_SP_V.dat」を用いた計算では、以下の様に描画して下さい。
gnuplot> set yrange [-10.000000:6.000000] gnuplot> set ylabel 'Energy (eV)' gnuplot> set xtics('K' 0.000000,'G' 0.722259,'M' 1.347753,'K' 1.708883) gnuplot> set xrange [0:1.708883] gnuplot> set arrow nohead from 0,0 to 1.708883,0 gnuplot> set arrow nohead from 0.722259,-10.000000 to 0.722259,6.000000 gnuplot> set arrow nohead from 1.347753,-10.000000 to 1.347753,6.000000 gnuplot> set pm3d map gnuplot> sp 'sic-intmap.txt'これらのコマンドにより、図 63(a)を得ることができます。
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