ポストプロセスコード「kSpin」はMPI並列計算が実行可能です。
詳細を以下に説明します。
FermiLoop
k点メッシュ上のk 点に対して MPI 並列化されていますが、第一段階の探索で
メッシュ分割された領域において第二段階の探索が行われます。第二段階の探索は、
第一段階の探索で計算に必要な領域に対して逐次的に行われるので、
適切なMPI プロセスの数の最大値はキーワード「k-plane.2ndStep」の第一と第二の値の積です。
計算の大部分は第二段階の探索に費やされることに注意してください。
GridCalc
k点メッシュ上のk 点に対して MPI 並列化されているので、
適切な MPI プロセスの数の最大値はキーワード「k-plane.1stStep」の第一と第二の値の積です。
BandDispersion
各 k 点経路上のk 点に対して MPI並列化されているので、適切なMPI プロセスの数の最大値は
各k点経路上で設定されたk 点数の最大値です。
MulPOnly
k 点に対して MPI並列化 されているので、適切な MPI プロセスの数の最大値は指定されたk 点の数です。