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構造最適化および分子動力学(MD)シミュレーションでは、SCFの収束を加速するために、過去のステップで生成された再スタートファイルが
自動的に利用されます [60,61]。この方法は電子密度の外挿法に基づいており、外挿に用いる過去のステップ数を
キーワード「scf.ExtCharge.History」により設定できます。
scf.ExtCharge.History 2 # default=2
一連のベンチマーク計算から、「scf.ExtCharge.History」を2に設定すると収束が加速し、それ以上の大きな値を用いると
数値的に不安定となることが分かっています。従って、デフォルト値の2を使用することを推奨します。