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    MD.Type          NVT_VS4
グループ数はで指定し、
  
    MD.num.AtomGroup    2
グループは次のようにで定義されます。
  
    <MD.AtomGroup
      1  1 
      2  1
      3  1
      4  2
      5  2
    MD.AtomGroup>
最初の行は「 MD.AtomGroup」、最後の行は「MD.AtomGroup
MD.AtomGroup」、最後の行は「MD.AtomGroup 」です。
最初の列は原子を識別するための通し番号で、「Atoms.SpeciesAndCoordinates」で指定された番号に対応します。
2列目は各原子が属するグループを表す番号です。
この番号は1から始まり、2、3、
」です。
最初の列は原子を識別するための通し番号で、「Atoms.SpeciesAndCoordinates」で指定された番号に対応します。
2列目は各原子が属するグループを表す番号です。
この番号は1から始まり、2、3、 という順序で指定しなければなりません。
上の例は、系が5つの原子のみから構成され、2つのグループに分けた場合です。
Ver. 3.9では、全グループの温度プロファイルは「速度スケーリングによるNVT 分子動力学」の章で述べたように、
「MD.Temp.Control」というキーワードで制御します。
将来的には、グループ毎に独立に温度が制御できるような機能も導入する予定です。
という順序で指定しなければなりません。
上の例は、系が5つの原子のみから構成され、2つのグループに分けた場合です。
Ver. 3.9では、全グループの温度プロファイルは「速度スケーリングによるNVT 分子動力学」の章で述べたように、
「MD.Temp.Control」というキーワードで制御します。
将来的には、グループ毎に独立に温度が制御できるような機能も導入する予定です。