MD.Type NVT_NH # NOMD|Opt|NVE|NVT_VS|NVT_NHこのNVT分子動力学では原子運動の温度は、以下の書式で制御することができます。
<MD.TempControl 4 1 1000.0 100 1000.0 400 700.0 700 600.0 MD.TempControl>この書式の最初の行は「MD.TempControl」であり、最後の行は「MD.TempControl」です。 最初の「4」は温度制御のために必要な行の数です。この場合には、引き続く4行で温度の指定を行っており、最初の列の数字はMDのステップ数を表し、 2列目は原子運動の設定温度を表します。MDステップの間の温度は線形補間により与えられます。 能勢-Hoover法 [31]によるNVTアンサンブル分子動力学シミュレーションにおいても、 速度スケーリングMDと同じキーワード「MD.TempControl」が使用されていますが、 書式が異なることに注意して下さい。 「MD.TempControl」の指定の他に、次のキーワードを用いて、熱浴の質量を指定して下さい。
NH.Mass.HeatBath 30.0 # default = 20.0次元は長さ 質量です。 この表記では長さにはボーア半径、質量に統一原子質量単位(炭素原子の主同位体の質量を12.0とする単位)を用います。